延命寺

 

生石山

真言宗智山派
山形県酒田市北沢字大森山164

御本尊:不動明王

 

山門を入ると

すぐに本堂があるものと思っていたら道の左側に田畑があった。

右側の空き地に大型犬のいる犬小屋もある。

奥に見える建物が延命寺。

鐘楼

田畑と空き地を過ぎると右側に鐘楼。

本堂

鐘楼より少し入ると左奥正面に本堂。

比較的新しそうな建物に見える。

本堂の彫刻

立体的な波と竜の彫刻。

この部分は木質から察すると古そう。

これはあくまでも個人的趣味だが、木の乾いた質感が古さを感じさせるのでとても好きだ。

観音堂

庄内三十三観音の観音様が祀られている。

本堂と向かい合うように立っている。

手水舎

観音堂の斜め前にある。

色つきの手水舎。

手水鉢は自然石型で手水鉢の縁に小さな石仏が乗っている。

十二仏種子曼荼羅板碑《山形県指定文化財》

生石神社に向かう坂道の途中、左側の小さな建物。

県指定文化財の板碑がある。

延文四年(一三五九)二月十五日銘、十二仏種子曼荼羅が彫刻された板碑。

現在では十三仏が標準だがこの頃は十三仏への過渡期だったらしい。

延文は南北朝時代の元号で、北朝方で使用された元号。

ちなみに、西暦の一三五九年は南朝方の元号なら正平十四年。

 

板碑のアップ

自然石型。

中央に阿弥陀三尊の種子。

その周囲を頂点から時計まわりで不動明王・釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩・薬師如来・尊物勝仏頂・金剛薩埵の種子が彫られている。

板碑群のうちのひとつ

延命寺〜生石神社境内にはこのような小さな看板のついた石が点在している。

この看板は板碑の解説が書かれている。

自分は関東在住なので板碑=緑泥岩で薄型の物という認識だったが、ここの板碑は自然石型でゴロンとした形状なので驚いた。

 

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