王禅寺

星宿山

蓮華蔵院

真言宗豊山派
神奈川県川崎市麻生区王禅寺940

御本尊:聖観世音菩薩

沿革 伝承・逸話

寺伝では延喜二十一年(九二一)無空を開山、建保二年(一二一四)に中興を等海とすると伝わる。

星宿山蓮華蔵院王禅寺の称号を朝廷から賜り、関東の高野山と言われた。

一方、聖観音縁起では奈良時代都筑郡二本松に出現した聖観音を孝謙天皇の勅命で大徳の律師某が現在地に堂舎造営し祀ったと記される。

中興の等海が寺再建の用材を探しに山中に分け入った時に赤い実をつけた甘柿をみつけ、これを境内に移植する一方で村人にも栽培を奨励したため、この地で柿の栽培が盛んになった。

この話が地名の【柿生】命名のもとになっている。

禅寺丸柿の原木のそばに、王禅寺の自然を愛して度々訪れ昭和十年に『王禅寺に想う』を執筆している北原白秋(一八八五〜一九四二)の句碑が建立されている。

月行事
       
       
年間行事

   
       
霊場

旧小机領三十三観音霊場 第二十二番

ほしやどる 寺はしんによの くもりなく

ふだらくやまの じようど なるらん

 
文化財
禅寺丸柿の原木《かながわの名木100選》  
催しなど

平成二十年(2008) 旧小机領三十三観音霊場御開帳

 

 

     

 

麻生区インデックスに戻る

王禅寺メインページに戻る 【催し】に戻る

次へ